
「VRIOって何? VRIO分析を事例で知りたい。 経営学って難しそうだから簡単な事例で知りたいな…」
こういった疑問に、経営学修士(MBA)の筆者が解説します。
結論
VRIOはRBVのフレームワークの1つです。詳しくは記事で解説します。
本記事の参考文献
本記事の内容
VRIOとは

VRIO(ブリオ)とはジェイ・B・バーニーが提唱した、RBVのフレームワークの1つです。
VRIOは「価値(Value)」、「希少性(Rarity)」、「模倣困難性(Inimitability)」、「組織体制(Organization)」の頭文字で、それぞれを兼ね備えている経営資源は持続可能な固有の強みとして、長期的な成長をもたらすとしています。
価値(Value)
顧客が「おいしい」、「楽しい」、「便利」、「癒される」といった満足を感じれるものが、ここでいう価値に該当します。
例えばラーメン次郎はおいしいから行列ができるし、ディズニーは料金が高くても、楽しいからいつも込み合っています。
逆にいくらクオリティが高いからといっても顧客に必要とされなかったら、それは強みにならないのです。
希少性(Rarity)
顧客の価値を満たせていても、他の企業でも真似できるものであったら「固有の強み」ではありません。
例えば英国デビアスはダイヤモンドのシェアを80%以上持っています。
生産量は毎年増えているのですが、あえて流通量を制限して、希少性を高くしています。
このように自社の強みを持続させるため、目先の利益を目指さず、あえて流通量を減らすという戦略もあります。
模倣困難性(Inimitability)
強みも真似されてしまえば固有の強みにはならず、業績は良くならないでしょう。例えばディズニーを真似しようとすると著作権で守られています。またiPhoneを真似しようとすると、様々な特許で守られるでしょう。
このように真似できない経営資源は固有の強みになります。
組織体制(Organization)
組織的な仕組みがあれば持続可能な固有の強みとなります。逆にこのような仕組みがなければ持続困難でしょう。例えばスマホのコアとなる技術を開発したエンジニアが会社を辞めたとか、カリスマ経営者が社外へ追放されたとかあれば、持続可能な固有の強みとなりえないです。
企業の中には自社の強みに気づいていないところもあります。逆に強みだと思っていたものがもうオワコンになっていた場合もあります。
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