【簡単】快楽の踏み車|あなたが幸せじゃない理由

快楽の踏み車|あたなが幸せじゃない理由 心理学
【簡単】快楽の踏み車|あなたが幸せじゃない理由

「快楽の踏み車って何? なぜ人は幸せを感じずらいの? 逆になぜ人は不幸を感じやすいの? 幸せを科学的に知りたい。心配事の97%は杞憂って本当? 心理学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問に経営学修士(MBA)が答えます。

結論

快楽の踏み車とは、「あることで一度満足すると、次に同じことを体験しても、人は満足することができない」という心理学用語です。詳細は本記事にて解説します。

Tiktokの1分解説

快楽の踏み車

人が不安に思う理由をi分解説本記事の参考文献

本記事の内容

快楽の踏み車とは

快楽の踏み車とは

快楽の踏み車(Hedonic Treadmill)とは、「あることで一度満足すると、次に同じことを体験しても、人は満足することができない」という心理学用語で、ホイールの中を走るハムスターが決して前に進めないのと同じように、人間の喜びも同じ位置にとどまり続ける心理学的側面を表した言葉です。
社会心理学者のデビッド・マイヤーズは、人間の幸福感についてリサーチを重ね、 「情熱的な愛、精神的な昂り、新しい所有の喜び、成功の爽快感。すべての望ましい経験は、いずれもそのとき限りのものである。この点はいくら強調しても足りない」と結論づけました。つまり、世間一般の人が思う幸せは、一瞬のもので長くは続かないという意味です。それが快楽の踏み車なのです

快楽の踏み車の事例

快楽の踏み車の事例

1978年、ノースウェスタン大学の研究では、宝くじ当選者の大半は当選直後にしか幸福度が上がらず、半年後にはほぼ全員が元の精神状態に戻っていたことがわかりました
その他の研究では、新しいアパートに引っ越したうれしさは平均3カ月で色褪せ、給料が上がった喜びも半年で消失し、好きな相手と恋仲になった幸せも6カ月で薄らぎ、およそ3年でベースラインに戻るという研究もあります。

生きづらさは人間のデフォルト設定

生きづらさは人間のデフォルト設定

仏教の開祖であるゴータマ・ブッダは、2500年前に「人生は苦である」と述べ、さらに「生きづらさは人間のデフォルト設定だ」 と考えていました。それが現代の統計に表れていて、厚労省の調査では、いまの暮らしに強いストレスを感じると答えた労働者の数は58%を超え、不安や生きづらさを日々感じながら働き続ける人の数も、年ごとに増え続けています。特に深刻なのは若年層で、自分の将来に不安を抱く0~30代の日本人は78・1%に達し、心配がないと答えた人の数は21・8%に過ぎませんでした。

不幸を増幅させるのは人間だけ

不幸を増幅させるのは人間だけ

京都大学の霊長類研究所で暮らすチンパンジーのレオが半身不随の重体に陥りましたが、レオに絶望の様子はありませんでした。身体の痛みや空腹の辛さを訴えはするものの、それ以外の苦しみは表さなかったのです。尿検査でもススホルモンは正常値を保ち、レオが半身不随の苦境をものともしなかった様子がうかがえます。たいていの人間ならば人生に絶望し、鬱病に襲われてもおかしくない状況で、なぜレオは平常心を保ち続けたのでしょうか?なぜなら不安や絶望といった不幸を増幅させる機能は、人間独自のものだからです
人間なら数年間、精神的苦痛が続くようなことでも、動物では少しの間だけネガティブな感情を露わすだけで、すぐ以前の状態に戻るのです。というのも、人間が事故を起こして下半身不随になったら、半身不随になった苦痛だけなく、「就職どうしよう」、「もう昔みたいに自由に歩けないな」、「一生通院しないといけないな」といった二次的な苦痛(不安や絶望)が生まれるのですさらに「就職どうしよう」→「もっと貯金しとけばよかったな」といった三次的な苦痛も生まれるように、別の苦痛がさらに別の苦痛を生み出すことになります
このように人間は余計な心配をかかえていることは、ワイルコーネル医科大学のロバート・L・リーヒらが行った調査でも明らかとなっています。研究チームは不安症に悩む男女を集め、全員に日々の心配の内容と、その心配事が実際に起こったかどうかを2週間にわたって記録するように指示。すると、以下の傾向が見られました。

  • 不安症の人が抱いた心配事の85%は実際には起きなかった。
  • 不安が現実になった場合でも、そのうち79%は予想より良い結果が出た
  • 心配事が予想より悪く終わるケースは全体の約3%だったです。

つまり、心配事の97%は最初から杞憂であり、人間は勝手に不幸を増幅していたのです

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