トレードオフとは|超わかりやすい事例3選

トレードオフ ビジネススキル
「トレードオフって何? どんな時に使うの? 最近よく聞くけど、イマイチよくわからないな~…」

こういった疑問をMBA大学院生の筆者が答えます。

結論

トレードオフとは「鋼の錬金術師」でいう、「等価交換」です。
「鋼の錬金術師見てねーよ!!」って方へは事例で解説するんで安心して下さい。

本記事の内容

1.トレードオフとは

トレードオフとは

トレードオフとは何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない関係のことです。
例えばあなたが男性で気になる女性が2人いたとしましょう。
1人は美人の女性、もう1人は性格の良い女性。
女性は誰にでもアプローチするチャラい男性は嫌いなので、あなたはどちらか1人にアプローチすることになります。これをトレードオフの関係といいます。
「バレなければ2人同時にアプローチしてもいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかしその場合はあなたのデートの費用や時間も2倍になります。もし2倍の費用や時間を払えないなら、他の男性に2人とも取られる可能性があります
ビジネスでも同じで、2つの事業に同じくらいの経営資源(ヒト、モノ、カネ、チエ)を配分していたら、どちらのシェアも他社に奪われてしまうかもしれません
トレードオフの関係は特に経営資源が小さい企業にとって重要になります。

2.職場のトレードオフ

職場のトレードオフ

例えばHUNTER×HUNTERという漫画では、絵がまるで下書きのようなシーンがあります。
これは正確さを犠牲にしてスピードを重視してる「正確さとスピードのトレードオフ」といいます。

逆に薬剤師の場合は、薬剤師Aが処方箋に記載のある薬剤を取り揃えて、薬剤師Bが取り揃えられた薬剤が処方せん通りか確認する「ダブルチェック」という作業を行っております。
これはスピードを犠牲にして正確さを重視してる「正確さとスピードのトレードオフ」です

火力発電所は環境を犠牲にしてエネルギー生産性を重視する「環境とエネルギー生産性のトレードオフ」の関係にあり、水力発電所や風力発電所はエネルギー生産性を犠牲にして環境保護を重視する「環境とエネルギー生産性のトレードオフ」の関係にあります。

3.経営のトレードオフ

経営のトレードオフ

北海道に「セイコーマート」というコンビニがあります。このコンビニは「トレードオフ」を戦略に取り入れ、大手コンビニチェーン3社(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート)に対抗しています。

セブンイレブンの資本金172億円/セイコーマートの資本金4億円
出典:会社概要|セブン‐イレブン~近くて便利~ (sej.co.jp)
出典:会社概要 | セコマ (secoma.co.jp)

セイコーマートは北海道から出ないです。なぜなら、セイコーマートが全国展開したら、セブンイレブンのような商品とサービスを提供できないからです。
逆にセイコーマートは北海道で、大手他社が真似できないポジションを取っています。
それは北海道で生産した食品を自社で生産して、自社のトラックで各店舗に運ぶという猛烈なコストダウンによって実現しています。
つまりセイコーマートは店舗範囲を犠牲にしてコストを重視している「範囲とコストのトレードオフ」の関係で他社との優位性を図っています

セイコーマートはコストダウンにより、100円の惣菜を売っても利益をだせるようです。

また北海道は過疎地が多いため、セイコーマートは過疎地にも営業時間を短縮してコンビニを出店しています。普通の大手コンビニチェーンであれば、過疎地に出店してもあまり儲からないので、真似しません。北海道に注力した営業、生産、運送が大手他社では実現できないことを実現しているのです。

ちなみに他のコンビニチェーンでは売っている「おでん」や「ドーナツ」はセイコーマートでは売りません。むしろ「欲しい人はセブンやローソンで」とおススメしているほどです。
セイコーマートのように経営資源(ヒト・モノ・カネ・チエ)が小さい企業は「何をやらないか」が成功の秘訣となります

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