
「TikTok(SNS)って何であんなに中毒性があるの? 人が中毒になる理由を知りたい。 心理学ってなんだか難しそうだな…」
こういった疑問にMBA学生兼TikTokerの筆者が答えます。
結論
TikTokに中毒性がある理由は面白い投稿とつまらない投稿が入り混じっているからです。詳細は本記事にて解説します
本記事の参考文献
本記事の内容
人が中毒になる理由

スマホ中毒やギャンブル中毒という言葉を聞いたことあると思います。実はこれら2つは同じ原理で人に中毒性を与えているのです。
心理学者バラス・スキナーの有名なスキナーボックスの実験を例にあげます。
スキナーボックスの実験とは、マウスがレバーを押し下げるとエサが出る箱(スキナーボックス)を作って、下①~④の条件下で、マウスのレバーを押す回数がどう変化するかという実験です。
①固定間隔スケジュール:レバーを押すのに関係なく、一定時間間隔でエサが出る
②変動間隔スケジュール:レバーを押すのに関係なく、不定期間隔でエサが出る
③固定比率スケジュール:レバーを押すと、必ずエサが出る
④変動比率スケジュール:レバーを押すと、不確実にエサが出る。
この実験結果から、レバーを押す回数は、④→③→②→①の順で減少することがわかりました。③より④の方が多い、つまり確実に報酬(エサ)をもらえるより、不確実に報酬がもらえる方が、マウスはレバーを押す(行為が強化される)のです。
これは人間にも同じことが言えます。
例えばパチンコでは必ず報酬がもらえる訳ではなく、不確実に報酬がもらえます。つまり上③と同じ条件ということです。不確実に報酬がもらえるからこそ、勝っても負けて行為が強化されて、またパチンコ屋に足を運んでしまうのです。
TikTok(SNS)の中毒性

パチンコの中毒性は納得できたと思います。しかし、TikTokなどのSNSで視聴者は報酬をもらっていません。なぜパチンコとTikTokの中毒性は同じ原理なのでしょうか?それは視聴者はドーパミンという報酬をもらっているからです。
ドーパミンはよく快楽系と間違えられるのですが、特定の行動に駆り立てられる欲求系の脳内物質です。ドーパミンは不確実な出来事に直面したときに刺激されるので、TikTokで面白い投稿やつまらない投稿が不確実に流れることで刺激され、TikTokをやめることができないのです。
近年ではドーパミンに支配されている人(すぐスマホで遊ぶ人)が増えています。貴重な時間を有効に使うにはガラケーに変えるなど対策が必要になります。
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