しびたんのMBA修士論文とは|修士論文の内容を解説

しびたんのMBA修士論文とは|修士論文の内容を解説 MBAについて
しびたんのMBA修士論文とは|修士論文の内容を解説

MBAを取ろうか迷っている人「MBAの修士論文のテーマってどうやって決めたの? MBAの修士論文ってどんな内容? MBAの修士論文って経営学以外もあるの?」

こういった疑問に社会人MBA大学院生の筆者(しびたん)が回答します。

結論

MBAの修士論文では経営学だけでなく、会計学、マーケティング、税法、心理学などテーマに沿って作成します。詳細は本記事にて解説します。

本記事の内容

MBAの修士論文とは

MBAの修士論文MBAの修士論文とは、経営学だけでなく、会計学、マーケティング、税法、心理学などのテーマにそって作成します。MBA大学院では1年生の秋学期から研究室に所属し、その研究室の担当教員とディスカッションを行いながら修士論文を作成します。
MBA大学院の修士論文の文字数は40,000字程度で、作成期間は1年ほどですもちろん作成する前には研究計画書を書いたり、先行研究や先行研究以外の参考文献を読み漁る必要があります。特にMBA大学院の修士論文は理系の大学院と違って参考文献の数が大切になってくるので、作成期間が1年だとすると、初めの9カ月くらいは参考文献を読んで残りの3カ月で論文を仕上げるという人が多いです。私の場合は1年かけて先行研究や先行研究以外の参考文献を読み漁って、2カ月ほどで修士論文を書きあげました。

しびたんのMBAの修士論文

私の修士論文は会計学で、テーマはざっくり言って「SDGsの取り組んでる企業の企業価値は高くなるか」です2015年に国連で採択されて以降、SDGsを取り組む企業が多くなりました。特に大企業ではほとんどが女性役員を1人任命されているのではないでしょうか。SDGsは17の目標があり、そういった女性役員の採用SDGsの目標の1つに関係しているのです。私はSDGsの目標の中から3つ選び、企業価値と関係してそうな特許数、CO2排出量、女性役員の有無といった変数を選んで企業価値に関係あるのかを調査しました。もう少し深く説明すると2005年から2020年までの大手製造メーカーの財務データを調べてエクセルにまとめ、重回帰分析という統計手法を使って、SDGsと企業価値が関係あるかどうかを調べました。例えば企業価値とCO2の相関係数が-0.2以上なら「弱い負の相関」であり、CO2が少ないほど、企業価値が高いといった結果になります。さらに重回帰分析ではp値という値が重要になってきます。p値とはたまたまそういった結果になるのかそれとも必然的にそういった結果になったのかを表しています。p値は5%以下なら偶然ではなく必然的な結果であり「有意である」といいます。
実際の結果としては女性役員の有無には相関を見ることができませんでした。しかしCO2に関しては-0.25の負の弱い相関を見ることができ、p値も0.5%以下とかなり有意な値となりました。また特許数では5%以下と有意な値になりましたが、相関係数は0.15と「ほぼ無相関」という結果になりました。このように私の修士論文ではSDGsと企業価値はすべてではないがCO2排出量など、部分的に関係あるという結論に至りましたざっくりと説明しましたが、この修士論文を書くために先行研究を20本、教授とのディスカッション30回、その他会計基礎知識を見つける時間、データをエクセルに入力する時間などを考慮すると、230時間は費やしています。230時間あれば何か資格1個取れます。それくらい修士論文の作成は大変なのです。

その他のMBAの修士論文

私以外のMBA修士論文を軽く説明します。例えば心理学をテーマとして書かれた修士論文では「アバターを使うとコミュニ―ケーションが円滑に取れるか」というテーマの修士論文がありました。これは表情認識アプリ(自分の顔を動物や架空キャラに変換するアプリ)でアバターを使ったほうが初対面のコミュニケーションが円滑に進むのではないかといった実験です。実際に大学生20人ほど集めて実験を行っていたので、すごくしっかりした実験だなと思いました。初対面ではどんな人かわからないので話しかけずらいですが、可愛いアバターを使っていたら、この人はかわいいもの好きなのかなとか、それだけでアイスブレイクになるのです。
他にも経営学(マーケティング)をテーマとして書かれた修士論文では「企業家はどういう人的ネットワークを使っているか」というテーマがありました。人的ネットワークとは例えば、たまにしか会わない人を弱いつながり、逆に家族や親友みたいな人を強いつながりとして、有名なグラノヴェターの研究では、強いつながりより弱いつながりの方がいい転職を紹介してもらいやすいというデータがあります。このようにビジネスにとってはつながりが大事になるのですが、この修士論文ではそのつながりを経営者が利用しているか実際の経営者5人に取材して論文を書いていました。このように修士論文では私の論文のように個人で完結できるものもあれば、他社にアンケートをお願いしなければ完結できないものもあります。論文はオリジナリティが大切なので、アンケート調査を行うことで手っ取り早く唯一無二の論文をつくることができるのです。

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