【簡単】社会的チキンゲームとは|事例を解説

社会的チキンゲームとは|事例を解説 心理学
【簡単】社会的チキンゲームとは|事例を解説

「社会的チキンゲームって何? 社会的チキンゲームの事例ってあるの? 心理学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問に経営学修士(MBA)の筆者が答えます。

結論

社会的チキンゲームとは、チキンゲームが大人数になったものです。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

社会的チキンゲームとは

社会的チキンゲームとは

社会的チキンゲームとはチキンゲーム(どちらかが避けなければ二人とも死んでしまうというゲーム)が大人数になったものです。社会的チキンゲームでは、誰か一人が全員の利益になるような犠牲にならなければなりませんが、もし誰も犠牲にならなければ、全員が被害を受けるのです。

社会的チキンゲームの事例

社会的チキンゲームの事例

社会的チキンゲームの事例には「1.救命ボード」、「2.ニューヨークの殺人事件」、「3.スターリンの演説」、「4.パーティゲーム」、「5.全米科学振興財団の調査」があります。それぞれ解説します。

救命ボート

社会的チキンゲームの代表例が救命ボードです。例えば船が沈没ましたが、救命ボートが人数分ありません。もし救命ボードに全員が乗ろうとするとボートは沈んで全員が溺れてしまうため、誰か一人が犠牲にならなければならないという状況です。

ニューヨークの殺人事件

1964年にニューヨークで起きた事件で、帰宅途中の女性会社員が、自宅アパートの側で暴漢に襲われ、ナイフで刺されるという事件が起きました。女性は刺された後も、バッグを持って必死で逃げましたが、犯人は追いかけ、彼女はアパートの中庭で力尽きたのです。近隣住民は、20分以上にもわたって彼女の悲鳴を聞いていましたし、窓からその様子を眺めていた人もいました。しかし、誰一人として警察に通報しなかったのです。 というのも、全員が警察とかかわりたくなかったばかりか、どうせ誰かが警察に通報しているに違いないと思い込んでいたのです。

スターリンの演説

恐怖政治時代のソ連では、スターリンが演説すると、 拍手が10分以上鳴りやみませんでした。スターリンが気に入らない人がいるとすぐに粛清されるだけでなく、住民同士が互いに監視ししあって通報するケースもあったので、誰も最初に拍手をやめれなかったのです。

パーティ・ゲーム

パーティのホストがゲスト全員に紙を配って、名前と「100ドル」か「20ドル」のどちらかを書くように言います。ただし、ゲストはお互いに相談することはできません。もしゲストの中に1人でも「20ドル」と書いた人がいれば、ゲスト全員が、自分が書いたとおりの賞金を受け取れます。しかし、もし誰も「20ドル」と書かなければ(全員が「100ドル」と書いたら)、誰も賞金を受け取れません。こうすると1人も「20ドル」とは書かないので、ホストは賞金を支払わずに済むのです。

全米科学振興財団の調査

1984年、全米科学振興財団の『サイエンス』誌では、「読者が「100ドル」か「20ドル」のどちらかをハガキに書いて財団に送り、もし「100ドル」の希望者が全体の20パーセント以下であれば、応募者全員に書いた金額を支払う」という掲載がありました。
結果、参加者は33,511人にのぼり、2,1753人が「20ドル」、11,758人がが「100ドル」と書きました。つまり「100ドル」と書いた人は全体の35%だったため、全米科学振興財団は賞金を支払わずに済みました。

このゲームを計画した編集部は、財団に「絶対に賞金を支払わずに済む」と明しました。しかし、財団は万一の場合を考えて、英国保険会社に保険をかけようとしましたが、ゲーム理論の予測を信用できず、この実験の保険は拒否されました。つまりこのゲームは「100ドル」と書いた人が20%以下でもお金は支払われることはなかったというエピソードがあります。

社会的チキンゲームやその他理論を知りたい方
↓大学生や社会人にオススメ(初学者OK)↓

↓さらに心理学について知りたい方は↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました