【簡単】量子脳理論とは|物質世界とプラトン的世界

量子脳理論とは|物質世界とプラトン的世界 量子力学
【簡単】量子脳理論とは|物質世界とプラトン的世界

「量子脳理論って何? ペンローズって誰? 物質世界やプラトン的世界ってどういう意味? 意識はどうやって宿るの? クオリアについて知りたい 物理学って何だか難しそうだな…」

こういった疑問に物理学修士の筆者が答えます。

結論

量子脳理論とはロジャー・ペンローズ(1931-)が提唱した、意識やクオリアは脳細胞であるニューロン内で波の収縮が起こる際に発生するという理論です。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

ペンローズとは

ペンローズとは

ペンローズは実在論の物理学者で高性能に相対性理論であるツイスター理論や、量子脳理論を提唱しました。実在論とは例えば電子が大阪から東京まで飛んで行く際にの経路は決まっているという科学哲学の思想です。というのも電子のようなミクロなものは経路(例えば京都に寄って東京に行ったのか、そのまま直行で東京に行ったのか)が測定できないのです。
さらにこのような実在論とは逆に実証論(経路なんて存在しない)という科学哲学の思想もあります。それぞれの思想の科学者を以下に記載します。

実在論者

  • アルバート・アインシュタイン
  • エルヴィン・シュレーディンガー
  • ルイ・ドブロイ
  • ロジャー・ペンローズ

実証論者

  • ニールス・ボーア
  • ヴェルナー・ハイゼンベルグ
  • マックス・ボルン
  • スティーブン・ホーキング

ペンローズの基本思想

ペンローズの思想

量子脳理論を提唱したペンローズによると、この世は私たちの体や宇宙が存在する「物質的世界」、絶対的な色、形、概念などが存在する「プラトン的世界」、そして「心の世界」という3つの世界があり物質世界にある脳がプラトン的世界にある意識やクオリアが関わっているとしています。一見プラトン的世界とはオカルトや宗教のように感じますが、プラトン的世界を科学に導入しようとする科学者はたくさんいるのです。脳科学者茂木氏も今後の科学で間違いなく取り入れられていくだろうと著書で述べています。

量子脳理論とは

量子脳理論量子脳理論とはロジャー・ペンローズ(1931-)が提唱した、意識やクオリアは脳細胞であるニューロン内で波の収縮が起こる際に発生するという理論です。
AIに意識が宿るという思想を「強い人工知能学派」といい、逆にAIに知能が宿ることができないという思想を「弱い人工知能学派」といいます。ペンローズは「人間の意識には計算不可能なプロセスが含まれている」という主張から弱い人工知能学派なのです。例えば、AIで行うことは全てコンピュータで計算可能じゃないといけません。しかし、ペンローズは人間の脳細胞であるニューロンにはマイクロチューブルという管があり、量子脳理論ではそこで量子重力の波の収束が起きる際に意識は発生するのです。この波の収束が計算不可能なプロセスだと主張するのです

波の収束とは、例えば電子などのミクロな物質は上写真のように確率でしか存在せず、その確率が高いところでは振幅が高いというように確率の波で表現できます。しかし、ひとたび人間がその電子を意識する(観測する)と確率の波が収束して特定の場所に電子が1個観測することができます。さらにペンローズの波は量子重力の波で人間の観測関係なく、自己収縮するのです。ペンローズはこの自己収縮が意識やクオリアの問題と深く関わってくるのです。

クオリアとは

クオリアとはよく「赤の赤らしさ」と例えられます。人間が赤を見て同じ赤に見えているか(脳内でイメージされるか)どうかはわかりません。このように人間が赤を見て脳内で赤をイメージすることをクオリアといい、なぜ赤をイメージできるのか(クオリアが発生するのか)は未だに解明されていません。赤以外にも例えば丸や四角といった形や善や美といった概念もクオリアとして考えられています。このクオリアという概念も量子脳理論で量子重力の波の収束がきっかけとなって発生していると考えるのです。ちなみにロボットにはクオリアはありません。つまりロボットは赤を見ると周波数を測定して記憶するしかできないのです。

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