【簡単】オープン・イノベーションを2つの事例で解説

オープン・イノベーション 経営
「オープン・イノベーションって何? オープン・イノベーションってどんなメリットがあるの? オープン・イノベーションで成功した理由は? 経営学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問にMBA学生の筆者が答えます。

結論

オープン・イノベーションっとは、アイデアを社外にオープンにしてイノベーションを生む経営手法です。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

1.クローズド・イノベーション

クローズド・イノベーション事例

クローズド・イノベーションとは社内だけでイノベーションを進める経営手法で、ひと昔前までは評価されており、日本企業はこの手法で多大な利益を上げていました。当時は転職が難しい時代だったので、社内のアイデアが不採用でも社員は辞めませんでしたが、今は自由に転職、企業ができ、不採用のアイデアが社外に流出して、他企業で商品化することが多くあります
上写真のように複数アイデアがあっても、使わないアイデアがあったり、社員が独立してそのアイデアで儲けたり、アイデアのムダが発生します。

2.クローズド・イノベーションの失敗例

ゼロックスのPARC研究所は、マウス、光速イーサネット、美しいフォント、ポストスクリプトなど、数多くの技術を生み出してきました。しかし、これらはゼロックスに貢献せず、他社が製品化しました。ゼロックスでは多くの研究者が転職や起業をして、不採用案件を製品化しています。例えばアップルのマッキントッシュも元ゼロックスの研究者が開発しました。

3.オープン・イノベーション

オープン・イノベーション事例

オープン・イノベーションとはハーバード・ビジネス・スクール教授ヘンリー・チェスブロウが提唱した、イデアを社外にオープンにしてイノベーションを生む経営手法です。クローズド・イノベーションに比べて成功確率が高く、オシリコンバレーではこのオープン・イノベーションが当たり前となっています。
上写真のようにオープン・イノベーションでは、社内のアイデアを使い倒し、使わないアイデアは積極的に社外に出して稼ぎ、足りないアイデアは社外から調達します。今や知識も技術もすぐ真似され陳腐化してしまうため、いっそのことオープン・イノベーションで陳腐化を加速させようという動きがあります

4.オープン・イノベーションの成功例

モジュール型パソコン

オープン・イノベーションで劇的に進化したのはモジュール型パソコンです。モジュール型とは製品の部品が特殊な部品ではなく、どこでも買えるような規格の部品で作られている製品のことです。パソコンの部品をモジュール化することで、仕様が変わっても、部品メーカーの負担はあまりないので、短期低コストでパソコンを販売できます。モジュール型とは逆のインテグラル型では、部品1つ1つが特注で、仕様が変われば部品メーカーは設計をし直さなければならないのです。長期高コストなパソコンになってしまいます。しかし、インテグラル型パソコンは高性能で軽いなどメリットもあります。

↓モジュール型、インテグラル型製品について詳しく知りたい方は↓

IBM

かつてIBMはすべて自社開発をするクローズド・イノベーションの企業でしたが、経営危機に陥り、顧客の欲しいものを追究した結果、社外にある技術は次々に取り込み、顧客に解決策を与え復活しました。かつてハードディスクの製造販売をしていたIBMは、競合にコア技術も提供することで、技術を一気に普及させ、陳腐化する前に利益を確保するという方法をとりました

P&G

P&Gはコネクト・アンド・デベロップ戦略というオープン・イノベーション戦略を行っています。コネクト・アンド・デベロップ戦略とは個々の発明者からFortune500まで様々な企業と提携して、製品、技術、ショップ、Eコマース、サプライチェーンなどを改善します。2007年におけるイノベーションの成功率は2000年と比較して2倍以上に増加しました。また、対売上高研究開発率(コスト)も2000年は4.8%だったのが、2007年には3.4%まで低下しました。
出典:P&G公式ホームページ

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