モジュール型製品とインテグラル型製品を4つの区分で解説

モジュール製品とインテグラル製品を紹介 経営
「モジュール型製品やインテグラル型製品って何? 日本企業はモジュール型製品?それともインテグラル型製品?  モジュール型製品やインテグラル型製品で儲かる企業を知りたい 経営学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問にMBA学生の筆者が答えます。

結論

モジュール型とは組み合わせで製品を作り、インテグラル型とは擦り合わせで製品を作る企業です。詳細は本記事にて解説します。

本記事の内容

モジュール型とインテグラル型の違い

モジュール(組み合わせ)型製品とは部品間のインターフェイスを標準化して、各部品を寄せ集めて多様な製品を作る方式です。簡単にいうと特別な部品を使わず、どこにでも売っている共通の部品で作っています。逆にインテグラル(擦り合わせ)型製品とは部品設計を相互調整することにより製品ごとに最適設計して製品を作る方式です。

モジュール型製品の汎用部品は50%以上で、パソコン産業が代表例です。しかし、富士通のFMVや東芝のDynabookは例外で、インテグラル型となります。
インテグラル型は日本の自動車産業が代表例で、汎用部品を10%以下しか使っていません。日本の各自動車メーカーは電気自動車用のそれぞれが別の電池メーカーに出資して提携していますが、海外の自動車メーカー(GM、フォード、ボルボ、ルノー、現代自動車、Chang’a)はLG化学が電池を供給しています。

インテグラル型製品のメリット・デメリット

メリット

  1. システム全体7が無駄なく設計できる。
  2. 小型化や軽量化など、プロダクト・インテグリティ(製品統合性)を必要とする設計に適している。
  3. 競合他社によるシステムの模倣が困難であるため、競争優位を確保しやすい。

デメリット

  1. システムの部品同士に機能の相互依存があるため、調整コスト、開発コストがかかる。
  2. 部品の変更が難しい。
  3. システムの多様性が生まれにくい。

モジュール型製品のメリット・デメリット

メリット

  1. 構成要素間の調整が不要なためコスト削減ができる。
  2. システムの多様性を容易に確保できるため、様々な組み合わせが可能となる。

デメリット

  1. 各インターフェイスを長期間固定する必要があるため、インターフェイスの進化が抑制される。
  2. インターフェイスに汎用性を持たせる必要があるため、全体のシステムに無駄が生じることがある。
従来のビジネスモデルは、セットメーカーとサプライヤー間によるすり合わせで課題解決と、それを同業者間で競争して技術および生産性を向上してきましたが、現在のビジネスモデルでは、技術も高度化・複雑化し、1社単独では対応できなくなってきたため、セットメーカーはモジュールにして、他社との技術的な融合を容易にする傾向にあります。

クローズド・インテグラルやオープン・モジュールとは

製品アーキテクチャーの基本タイプ(クローズド・インテグラルやオープン・モジュール)

クローズドやオープンは技術を標準化しているか、囲い込んでいるかを表し、インテグラルやモジュラーは製品に汎用品が使われているかを表しています。

モジュール型製品やインテグラル型製品で儲かる会社

モジュール型製品やインテグラル製品で儲かる会社

表は自社製品がインテグラル型製品かモジュラー型製品か、また客先がインテグラル型製品かモジュラー型製品を表しています。この4類型で一番儲かるのは中(自社)インテグラル・外(客先)モジュラーの組み合わせです。自社では高付加価値の製品を生産しており、客先はを薄利多売を行っている企業が一番儲かるのです。

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