
MBAを考える人「MBAはオンライン(通信制)か対面式のどっちがいいの? 通信制のメリットとデメリットは? 通信制のカリキュラムがある学校は? MBA取得はなんだか不安だな…」
こういった疑問に、通信制と対面式のどちらも経験がある経営学修士(MBA)の筆者が解説します。
結論
時間がなかったり、転勤の可能性がある社会人には通信制がおススメです。
本記事の内容
MBAオンライン(通信制)のメリット

1.時間が短縮できる
通信制の一番のメリットは時間が短縮できることです。例えば筆者は大学院まで車で片道40分(往復80分)かけて通学してました。MBA講義に週3回通学するとして、1カ月に16時間、修了するまでの2年間で384時間の節約になります。
2.Wifiがあればどこでも授業が受けられる
仕事をしながらMBAを取得しようとする方も多いと思います。筆者の通っている大学院では8割の人が本業をした後に通学していました。その中には出張や残業で授業に参加できないという方もいました。
通信制であれば、出張先のホテルや会社でも受講可能です。
また全国転勤のある方は対面式でのMBA取得は困難ですが、通信制であれば例え海外に転勤になったとしてもMBAを取得可能です。
3.ながら作業ができる
MBAを取得するには30単位程必要なのですが、中には興味が無い講義や説明が下手で何言ってるかわからない講義も多少はあります。2単位を修得するためには15限分の講義に参加しなければならず、時間に換算すると22時間30分必要になります。働きながらMBAを取得する人にとっては貴重な時間を無駄にする事はできないです。
通信制であればそういった無駄と思う講義を「ながら作業」で受講できます。例えば講義を聴きながらレポート作成やネット検索を行うことで、時間の節約が可能です。
4.海外MBAの場合は費用が安い
スタンフォードのMBAプログラムを例にあげると、対面式では修了までに$237,288ドルの費用がかかるのに対して、通信制では$38,000と約1/6の費用でMBAを取得できます。
費用出典:Cost of Attendance | Stanford Graduate School of Business
MBAオンライン(通信制)のデメリット

1.クラスメートと仲良くなれない
対面式であれば、講義の前後に「雑談」をクラスメートとよくします。しかし通信制であれば全く「雑談」がなくなるので、あまり仲良くなれないです。
クラスメートとのネットワークというのはとても重要で、例えば講義の内容で不明な点があれば教えあったり、本業やその他ビジネスの情報を交換できます。
2.図書館が利用できない
通信制を導入している学校は図書館が無いことが多いです。修士論文を書くうえで、図書館は必須となりますので、家の近くに図書館がある環境なら良いですが、図書館が無いなら必要な本はAmazonや書店などで毎回購入する必要があります。
3.ワークショップでできないものがある
生産管理の講義で、生徒Aは紙に線を書いて、生徒Bはその線に沿って紙を折って、生徒Cはその折った紙を袋に入れるという作業を10回繰り返すというものがありました。
詳しくは割愛しますが、これは生産管理を学ぶうえで必要なワークショップで、こういった実際に手を動かすワークショップはオンラインではできないです。
4.あまり有名な大学院がない
MBAを取得する理由の1つに学歴ロンダリングの人もいますが、有名な大学院では通信制を採用していないことが多いです。
5.国内MBAの場合は費用が高い
国公立の大学院では通信制を採用していないため、通信制でMBAを取得するには私立の大学院となります。国公立では修了までに100万円~150万円程度費用がかかるのに対して、私立は200万円~350万円程かかります。
6.プレゼン能力が上がらない
MBAを取得する2年間では人前でプレゼンする機会が多いです。しかし、通信制だとオンラインでのプレゼンなので、あまりプレゼン能力が向上しません。
MBAオンライン(通信制)の大学院一覧
都道府県 | 大学院名 |
全国 | グロービス・マネジメント・スクール |
東京 | SBI |
東京 | BBT大学院 |
愛知 | 名古屋商科大学ビジネススクール |
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