リーン・スタートアップとピボットを事例で解説

リーン・スタートアップ 経営
「リーン・スタートアップって何? リーン・スタートアップについての事例はあるの? ピボットとは? 経営学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問にMBA大学院生の著者が答えます。

結論

リーン・スタートアップとは顧客にメリットを提供しない活動は、すべてムダと考え、徹底的にムダを省いた経営手法です。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

リーン・スタートアップとは

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップとはエリック・リースの著書「リーン・スタートアップ」で提唱した、顧客にメリットを提供しない活動はすべてムダと考え、徹底的にムダを省いた新規事業を立ち上げた後に、顧客から学びのフィードバックループを続けるという経営手法です。
これはリーン生産方式(トヨタ生産方式)の「現場の学びを重視し、無駄を徹底的に省く」ことからヒント得て、体系化したものです。

学びのフィードバックループ

学びのフィードバックループ

学びのフィードバックループとはアイデアを構築して→そこからMVPを作って→製品の品質確認をしたり、顧客からの評価や要望の調査を行って→それらを学びとして新たなアイデアを創造するというループです。簡単に言うと、リースは実用最小限の機能を持った製品である「MVP(Minimum Viable Product)」を早く作り、検証しろと言っているのです。
学びのフィードバックループで重要なのは、1周するのに時間をかけないことです。美しく作ろうとか、ちょっと気に入らない箇所があるなど、こだわりを持たずにサイクルをテキパキと回すことが大切です

新規事業や起業では、凄いアイデアと戦略が重要と思われガチですが、それらは全体の5%であり、95%はこういった学びのフィードバックの繰り返しで改良された製品なのです。
minimum viable product
より高度なバージョンを開発する前に、製品のアイデアをテストし、ユーザーからの反応を得るために最初に開発されたデジタル製品の基本バージョン

リーン・スタートアップ事例

1999年に「ザッポス」という、靴のネット販売会社が立ち上がりました。ザッポスはMVPを意識して最初は在庫を持たず、靴屋で写真を撮って、「ネットで注文が来たらこの靴を売値で買います」店員と交渉しました。当時は履き心地もわからない靴がネットで売れるかどうかわからなかったが、ウェブサイトを作って、やってみると実際に注文がきました。
商売続けると靴のトレンド、値下げと売上高の関係、靴の返品対応などがわかるようになり、こうして学びのフィードバックを繰り返すうちにザッポスは急成長し、最終的にアマゾンが巨額で「ザッポス」を買収しました。

ピボットとは

ピボット

ピボットとは学びのフィードバックから戦略の方向転換をすることです。バスケットボールの用語が語源となっています。

ピボットの事例

英国ボティズン社の「市民が政治に参加できる仕組みを作りたい」と考え、有権者がネットでつながる機能を3カ月かけて作りましたが、登録者数は少なかったです。その後8カ月かけて利用者の利便性を向上させましたが、当初の目標には到達しませんでした。そこで、有権者同士がつながるシステムを廃止して、政治家にネットで直接意見を伝えるシステムにすると登録者数が少し伸びました
次に、ボティズン社は「ロビー活動する企業からお金をもらう仕組み」に方向転換しましたが、登録者数は伸びませんでした
同社はさらに方向転換して、ユーザーが実現したい政治運動に賛同する仲間を、1メッセージ20セント払って集められるサイトに作り替えました。すると登録者数も増え、ユーザーの11%がお金を支払ってくれるようになりました。このように最適な方向に転換することが、成功する上で重要になります。

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