マーケティング3.0とマーケティング4.0を詳しく解説

マーケティング3.0とマーケティング4.0 経営
「コトラーのマーケティング3.0とかマーケティング4.0って何? マーケティング1.0~4.0はどう違うの? マーケティング1.0~4.0を詳しく知りたい マーケティングってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問にMBA学生の筆者が答えます。

結論

マーケティング1.0~4.0はアメリカの経営学者フィリップ・コトラーが提唱するマーケティング理論で、マーケティング3.0は価値中心のマーケティング、マーケティング4.0は自己実現のマーケティングをそれぞれ表しています。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

マーケティング1.0(製品中心)

マーケティング1.0(製品中心)

マーケティング1.0は製品中心の考え方です。1960年代は製造業が中心で、モノを作れば売れました。そこで製品を売るためにマーケティング・ミックス(4P)の考え方が生まれました。
マーケティングミックスとはハーバード・ビジネススクールのニール・H・ボーデン教授が提唱した、ある市場のニーズにフィットするよう、製品特徴、流通経路、広告、価格などの手段を組み合わせることです。
例えば「子供のオモチャ」という市場に参入する時は、「子供が喜びそうなかっこいいカードゲームを作ろう!」、「近所でも買えるように、オモチャ屋だけじゃなくコンビニでも販売しよう!」、「アニメ番組でCMを打とう!」、「おこづかいでも買えるように定価を安くしよう!」という組み合わせが考えられます。これがマーケティング・ミックスです。

↓マーケティング・ミックスについての詳細は↓

マーケティング2.0(顧客中心)

マーケティング2.0(顧客中心)

マーケティング2.0は顧客(消費)中心の考え方です。1970年代、石油ショックなどで需要が低迷し、モノを作っても売れない時代が来ましたそこで4Pの前に市場のセグメンテーション、顧客ターゲティング、ポジショニング(STP)を考えます。メーカーはこぞって、競合との差別化を図り、顧客に買う理由を作ったのです

↓STPについて知りたい方は↓

マーケティング3.0(価値中心)

マーケティング3.0(価値中心)

マーケティング3.0は、私たちが直面する社会・経済・環境の劇的変化による過大を解決するものです。
例えば、大きなウミガメの鼻にストロー刺さった動画が世界に衝撃を与えました。研究者がウミガメの鼻に刺さっているストローをペンチで引き出そうとすると、ウミガメは鼻血を出して苦しみながら涙目で訴える動画です。この動画でプラスチックが海洋汚染の象徴になり、世界中で紙ストローへの切り替えを促進する運動に繋がりました。マーケティング3.0が生まれたのは、マーケティング2.0ではもはやこのような問題に対して限界が来ていたからです。
マーケティング3.0を進めている代表企業に、トヨタがあります。トヨタはハイブリッド車を「この車に乗ると、CO2排出量を減らせて、あなたは社会貢献できますよ」と売り込むことにより、車に運転する以外の価値を与えることができました。

↓ウミガメの動画を見たい方は↓

マーケティング3.0が生まれた3つの理由

マーケティング3.0が生まれた理由

マーケティング3.0が生まれた理由①「消費者が企業より賢くなった」

ひと昔、私たち消費者は限られた情報で商品を買っていましたが、現在では、あらゆる情報をネットでチェックできます。もはや企業よりも消費者のほうが豊富に知識を持っているし、消費者の発信する情報(Amazonのレビューや、SNSの発信)が商品の売上を左右する時代なのです。
そこでマーケティン3.0では、消費者は商品開発などに積極的に関わるようになります。例えば、P&Gは消費者から新商品のアイディアを提供してもらう「コネクト・アンド・デベロップ戦略」を進めています。

マーケティング3.0が生まれた理由②「急速なグローバル化により、深刻な問題が起こっている」

例えば、コーヒーは貧しい発展途上国で生産されて、豊かな先進国で消費されます。しかし、コーヒー農園の労働者は劣悪な労働環境で搾取されていることが多く、農薬で自然環境も破壊されています。こんな環境で美味しいコーヒーはつくれないので、労働者や環境に配慮されるコーヒーがサステイナブル・コーヒーなのです。

マーケティング3.0が生まれた理由③「ニーズを満たすだけでは消費者は買わない」

消費者が紙ストローへ切り替えるのは、利便性ではなく「自然を守る」という意味を求めているからです。消費者ニーズを満たすだけでなく、自社がどんな企業として社会貢献するのかを考え、社会にコミットすることが必要なのです。「とりあえず聞こえがいいミッションにしておこう」という企業は少なくないですが、消費者は企業のリアルな行動で、実態が伴わないコミットメントをすぐに見抜きます

マーケティング4.0(自己実現)

マーケティング4.0(自己実現)

スマホの普及により、SNSによる共感的シェア(買った商品をSNSにアップをしてイイネをもらうこと)やデジタルマーケティングがトレンドとなっています。
マーケティング4.0を進めている代表企業アップルやスターバックスがあります。例えば、スターバックスでマックブックを開くことで「おしゃれな空間でイケてるパソコンを使っている自分」という自己実現を達成することができます。

↓さらにコトラーのマーケティングについて知りたい方は↓

↓マーケティングについて知りたい方は↓

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