集団化のデメリット5選|グループで働く欠点を解説

集団化のデメリット 心理学
「集団化って何? 組織で働くことのデメリットってあるの? 集団化のデメリットを学術的に知りたい 組織心理学って難しくてわからないな…」

こういった疑問に経済・経営研究科の著者が答えます。

結論

グループで働くとサボる人や、プレッシャーでパフォーマンスが落ちる人が出てきます。詳細は本記事にて解説します。

集団化
同じ興味、目的、または特徴を持ち、多くの場合、より大きなグループの一部である多くの人々または組織
出典:オックスフォード英英辞典

本記事の内容

1.社会的抑制

集団での仕事において、簡単な課題や機械的作業ではパフォーマンスが向上します。 例えば一流アスリートは観客が多い程、自分のパフォーマンスを上げることができます。これを社会的促進」といいます
一方、
難しい課題では、パフォーマンスが低下します。これを「社会的抑制」といいます。例えばプレゼン前ではカンペ無しでしゃべれていたのに、本番は話すが飛んでしまうことです。

2.フリーライダー現象

フリーライダーとはタダ乗りの意味であり、集団では自分の資源(労力、もの、お金など)を使わず済ます人のことです。

例1 リンゲルマン効果

大勢で綱引きをする際は手抜きをする人が出てくる現象です。
例えば表のように1人では100%の力を発揮しますが、8人だと49%の力しか発揮しないようになります。これは全力の人もいれば、明らかに手を抜いてる人もいる事を表しています。

人数(人) パフォーマンス/1人
1 100%
2 93%
3 85%
8 49%
「集団で仕事をすると1+1が3にも4にもなる!」という人がいますが、8に以上の綱引きでは1+1が1以下になっています。

例2 その他フリーライダー現象

選挙に行かない人もフリーライダー現象です。「どうせ行かなくても結果は変わらないし、他の人にまかせよう」という心理が働いています。

3.同調

同調とは「おかしい」と思っていても、周りがみんな「おかしい」行動をしていると、自分も意に反して、その行動をしてしまう現象です。

アッシュの同調実験(集団化のデメリット)

心理学者ソロモン・アッシュは「6人のさくら1人の被験者がいる部屋で、質問を20回繰り返しまし、さくらの6人はわざと全員で回答を間違えたり、正しく答えたりする」という実験を行いました。
その結果、被験者は平均36.8%も誤答を選んでしまいました。
このことから「人は正しい回答より、集団の回答を優先してしまうことがある」ということがわかります。

4.集団極化

集団極化とは集団討議によってグループとしての結論を出す時、結論はメンバーの意見を平均したような意見よりも、当初優勢だった意見へと極化してしまうことです。

5.集団浅慮

凝集性が非常に高い集団において、集団内の意見の一致を過度に追求するような雰囲気が生じ、非常に誤った意思決定をしてしまうこと。
例えばスペースシャトル「チャレンジャー号」について、技術者達はエラーの可能性があることを述べていたにも関わらず、 NASAの幹部は「これまでの打ち上げで問題がなかったのに、今回だけ問題が起 こるとは考えにくい」という理由で警告を無視して爆発事故を起こしました。

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