ギブアンドテイク3類型|パイは奪わず大きくする

ギブアンドテイク 経営
「ギブアンドテイクって何? テイカーよりギバーが得するって本当? ギブアンドテイクに関する研究ってないかな…」

こういった疑問に、MBA大学院生の筆者が解説します。

結論

組織心理学的にはテイカーよりギバーの方が得をします。詳細は記事にて解説します。

本記事の内容

ギブアンドテイクとは

ギブアンドテイク3類型|パイは奪わず大きくする

関係性において、他の誰かが望んでいることを受け入れ、あなたが望む何かを進んであきらめること
出典:オックスフォード英英辞典 give_1 verb – Definition, pictures, pronunciation and usage notes | Oxford Advanced Learner’s Dictionary at OxfordLearnersDictionaries.com

ギブアンドテイクとは何かをもらう代わりに何かを与えることとして知られています。ギブアンドテイクには①テイカー②マッチャー③ギバーの3つがあり、それぞれをパイの分け合いで説明します。

ギブアンドテイクの3類型

①テイカー

自分がパイを多めに取る、「全部オレのモノ」というジャイアンタイプです。
上司には従順だが、部下を支配する傾向にあるようです。

②マッチャー

平等に二等分する。冷静に損得を公平に考えるタイプです。

③ギバー

相手に多めに与える。常に他人に与え続けるお人好しなタイプです。

ギブアンドテイクで成功する人

ギブアンドテイク3類型|パイは奪わず大きくする

ギブアンドテイクの3類型を見る限り、①テイカーが一番得をして、③ギバーが一番損をするように見えますが、ペルシルベニア大学教授アダム・グラントは常に相手の立場で考えるギバーが成功するといいます。

グラントの実験

グラントがエンジニアを調査した結果、最も生産性が低いエンジニアはギバーだったが、最も生産性の高いエンジニアもギバーだったと述べています。
またテイカーとマッチャーはほどほどの成功に留まりました。医学生、販売業など様々な分野でもこのパターンは変わりませんでしたし、生産性だけでなく、地位や年収も高いことが確認されています。

成功するギバーとは

ギバーとテイカー

成功するギバーとはパイの取り合いで、まずパイを大きくすることを考えるギバーです。
例えば歴代米国大統領のリンカーンはアメリカをよくしようと(パイを大きくしようと)他陣営を応援して、自分が落選するほどのギバーでした。しかし、リンカーンが敵陣営を応援したのも、自分の政策を実現し、米国をよくするためでした。

人は悪気がなくても自分の貢献度は過大評価し、他人の貢献は過小評価する。これを行動経済学で「責任バイアス」といい。成功するギバーはこのことを知っているため、うまくいかないときは自分が責任を負い、うまくいっている時は他人を褒めます。

逆に失敗するギバーは余裕がないのにボランティア活動を続けたり、時間がないのにやたら友達との食事や旅行を企画してくれる人です。

責任バイアスの例として、「配偶者や交際相手がいる人に、相手の関係を維持する全努力のうち、自分の努力が何%か」と尋ねた調査があります。互いの貢献を正しく評価できれば自分の答えと相手の答えは合計100%になりますが、4組に3組は100%を大幅に超えます。
他にも成功するギバーは、与える相手を選ぶという特徴があります。誰にでも与えていたら、テイカーに搾取されてしまい、生産性の低いギバーに成り下がってしまします。

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