【簡単】ヘーゲル|弁証法や絶対精神を解説

【簡単】ヘーゲル|弁証法や絶対精神を解説 哲学

「ヘーゲルて誰? ドイツ観念論って何? 弁証法とは? 絶対精神や世界精神ってどういう意味? 人倫について知りたい 哲学って何だか難しそうだな…」

こういった疑問に経営学修士(MBA)の筆者が答えます。

結論

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(17701831)はドイツの哲学者でドイツ観念論の完成者と言われています。詳細は本記事にて解説します。

本記事の参考文献

本記事の内容

ヘーゲルとは

ヘーゲルとは

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(1770~1831)はドイツの哲学者でドイツ観念論の完成者と言われています。ドイツ観念論とはカントを始めとする学者が提唱した哲学思想で、「精神」という「社会や歴史や人の心といった世界のいたるところに現れ、理想を叶えようとする存在」を想定しています。
ヘーゲルが活躍した時代はフランス革命が起き、人々が自由を手に入れた時代でもありました。

弁証法

弁証法

時はフランス革命の時代、ヘーゲルは真理の到達方法を考えました。そこで思いついたのが「弁証法」です。
弁証法とは「対立する考えをぶつけあわせ、闘争させることによって、物事を発展させていくやり方」です。例えば幼稚園のある子供Aは「この積み木は丸の形をしている!」と言います。違う子供Bは「これは四角だよ!」といいます。幼稚園の先生が「丸でも四角でもどっちでもいいじゃない」と注意すればその場は収まるのですが、それでは物事が発達しません。徹底的に議論させます。
そして、子供A違う場所から積み木を見ます。すると「あれ?こっちから見ると四角に見える」と言い、「これって丸なの四角なの?」 と先生に質問します。すると先生は「これは円柱っていうんだよ」と子供達にとっての超真理となりました。

絶対精神

絶対精神

ヘーゲルは「世界を成り立たせ、自由を求める存在」を精神と想定して、「1.主観的精神」、「2.客観的精神」、「3.絶対的精神」といった精神運動の三段階を提唱します。「1.主観的精神」とは人々の個人の意思です。これがやがて外化して「2.客観的精神」という法律や道徳となります。さらに精神は芸術、宗教、数学といった「3.絶対的精神」へと進化するのです。
またヘーゲルは「2.客観的精神」にも「①法律」、「②道徳」、「③人倫」の三段階あると主張します。「①法律」は外側から縛るモノ、「②道徳」は内側から縛るモノ、「③人倫」は自由が実現される場としています。
さらにヘーゲルは「③人倫」にも「Ⅰ.家族」、「Ⅱ.市民社会」、「Ⅲ.国家」の三段階あると主張します。
「Ⅰ.家族」は安らぎや安心感がありますが、自由がありません。「Ⅱ.市民社会」には自由はありますが、愛がなく、欲望の体系と言われたりします。「Ⅲ.国家」は個人を尊重しているので、安らぎや安心感があり、自由もあるのです。

世界精神

世界精神とは宇宙万物の根源にある大いなる精神・理性のことで、歴史とは絶対精神の自己実現を表したものなのです。フランス革命以降、自由を手に入れた市民は「歴史が進めば進むほど世界はよりよくなっていく」という期待感を持っていました。そのため、ヘーゲルは「世界史とは自由の意識の進歩である」と述べています。

不幸な人の3類型

ヘーゲルは「人間は自意識の塊であり、どうしても承認を求めてしまう」と主張しました。ヘーゲルが提唱した承認を求めて不幸になる人「a.ストア主義」、「b.スケプシス主義」、「c.不幸な意識」の3類型をそれぞれ解説します。

a.ストア主義

ストア主義とは他人なんて全く関係ないという態度をとる人です。ヘーゲル「他人なんてどうでもいい」という人は自己欺瞞であり、孤独感に苛まれることになるのです。

b.スケプシス主義

スケプシス主義(懐疑主義)はいつも人を批判する態度の人です。スケプシス主義は他人を批判することで自分を高めようとしますが、結局そういったことで自分を高めることはできず、苦しむことになります。

c.不幸な意識

不幸な意識とは、偉大な者とつながって自分も自分の価値を高めようとする態度です。例えばオンラインサロンなんかは著名人とつながった気になって、自分の価値が高まった気がする典型例でしょう。しかし、スケプシス主義同様に自分の価値は高まらず、苦しむことになるのです。

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