中国の電子マネーアプリが普及した3つの理由

中国の電子マネー 経済
「中国ってなんで電子マネーが普及しているの? 今中国のどれくらいの人が電子マネーを使ってるの? 日本との比較は? 日本は遅れているのかな…」

こういった疑問に、MBA大学院生の筆者が解説します。

結論

中国は偽札が多いから、みんなが電子マネーを使いたがるのと、リープフロッグという現象が起きている。

本記事の内容

1.中国の電子マネー普及率

電子マネー普及率

中国は電子マネー先進国で電子マネーを使わなければ生活に支障がでるといわれるほです。

中国の電子マネー普及率は2019年度の段階で国民全体の51%です。(出典:iiMedia Reserchから電子マネー利用者数/GLOVAL NOTEから人口統計をもとに筆者が試算)

日本の15歳~65歳までの電子マネー普及率は43%です。(出典:キャッシュレスに関するアンケート調査結果 (nec-solutioninnovators.co.jp)
日本の国民全体で試算すればもっと電子マネー普及率を小さくなります。

【グラフで見る】中国の電子マネー普及率

電子マネー利用者数と普及率の推移
出典:iiMedia Reserchから電子マネー利用者数/GLOVAL NOTEから人口統計をもとに筆者が作成)

中国で使われる電子マネーアプリ

中国で使われる電子マネーアプリ

中国で主に使われるアプリは「Alipay」と「WeChat Pay」です。
50元(約800円)以下の決済では「WeChat Pay」の利用多く、それ以上では「Alipay」が多いようです。なぜなら「Alipay」は「芝麻信用」と呼ばれるVisaの発行やクレジットカードの審査で使われるスコアに反映されるからです。

中国で電子マネーが普及した理由

中国で電子マネーが普及した理由

偽札の横行

中国に電子マネー決済が普及した一番の原因は偽札にあります。
100枚の人民元紙幣のうち、5~6枚(割合に直すと20%)は偽札が混じっていると言われているようです(出典:中国で爆発的に普及した「モバイル決済」、背景にニセ札社会 – 記事詳細|Infoseekニュース

モバイル決済加盟店の急増

クレジットカードの導入では、店側がクレジット決済用のシステムを買って、クレジット決済の手数料を1~3%支払わなければなりません。しかし、電子マネーなら0~0.6%と割安であり、AlipayやWeChat PayのQRコードを貼っておくだけでよく、導入の敷居が低いです。

リープフロッグ現象

リープフロッグ現象とはインフラが整備されていない発展途上国において、先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まることです。
欧米や日本では新しいサービスが登場すると、既存サービスとの摩擦から法律の修正が必要となり、普及までに時間がかかります
しかし、中国はインフラや法整備が整ってなかったので、電子マネーや配車サービスの普及が早かったです。

リープフロッグは中国以外にも起きています。例えば、ルワンダではドローンで医療用品を飛ばしています。これは交通インフラが整っていなかったから可能でした。またインドでは「アドハー」と呼ばれる生体認証(顔認証や指紋認証)が身分証明となっています。「アドハ―」を使うことで不正なく、国民が支援金や補助金をもらえます。ちなみに「アドハ―」はNECの技術生体認証技術を使っており、9割以上のインド人が登録しているようです。
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