こういった疑問にMBA学生の著者が答えます。
結論
ブレーンストーミングとは「集団でアイデアを出し合い、創造的なな発想を生み出す」という議論手法。詳細は本記事にて解説します。
本記事の内容
ブレーンストーミングとは

ブレーンストーミングとは心理学者オズボーンが考えた「集団でアイデアを出し合い、創造的なな発想を生み出す」という議論手法です。
経営戦略や改善活動で使われる場面が多いです。
また「KJ法」と「課題解決手法(SWOT分析やSTP分析など)」といっしょに使用されることが多いです。
ブレーンストーミングの4原則

1.批判厳禁、判断厳禁
ブレーンストーミングは多くの創造的な発想を出すのであって、正しいかを判断する場面じゃないです。一度批判されたメンバーやその批判を聞いた他のメンバーはアイデアを出しにくくなるので、批判や判断はブレーンストーミングの後に行いましょう。逆に誰かのアイデアに対して「いいね」と褒めることで色んなアイデアがでてきます。
2.自由奔放
その分野の専門家だけのアイデアでは固く、なかなかイノベーティブなアイデアが生まれないため、素人もガンガン意見をぶつけていきましょう。
3.質より量
質を求めてしまうと、教科書に書いてあるアイデアやググったら出てくるようなアイデアしかでませんので、量を求めましょう。量を出していくと「4.連想と結合」にも良い影響が出てきます。
4.連想と結合
誰かの出したアイデアから連想したアイデアも有効です。
ブレーンストーミングの手順をSWOT分析の事例で解説

1.課題と解決する手法の決定
今回は例として「メルカリの生存戦略」を、「KJ法」と「SWOT分析」を用いて行います。
2.グループ分け
まず4~6人のグループに分け、1つのテーブルを1グループが囲みます。
3.タイムテーブル(時間)の決定
(a)自己紹介10分
(b)ファーストアイデア20分
SWOT分析の場合は弱み、強み、機会、脅威を20分で付箋に洗い出します。(上表ピンク)
(c)セカンドアイデア20分
SWOT分析の場合は強み×機会、強み×脅威、弱み×機会、弱み×脅威を20分で付箋に洗い出します。(上表黄色)
(d)成果物の完成と発表準備30分
付箋で洗い出した内容に重複やモレがないかを確認します。その後、出たアイデアを文章化して発表します。
4.役割の決定
ファシリテ―ター(進行役)
最初は意見の発散を促し、ある程度出尽くした段階でそれらの集約します。
「ブレーンストーミングの4原則」の徹底を行います。
書記
付箋記入と模造紙やホワイトボードへの添付を行います。また添付した付箋をグルーピング(似たよなアイデアは近くに配置すること)を行います。
タイムキーパー
残り時間を報告するだけでなく、自らもブレーンストーミングに参加します。
5.進め方の説明
1~8の時間配分や進め方を説明します。
6.グループに分かれてディスカッション
「3.タイムテーブル(時間)の決定」に従ってディスカッションを行います。
7.発表
付箋に書いてあることを順に読むのではなく例えば「結論とそれに至った理由」→「詳細説明」→「次のステップに向けた考えや意欲」など伝えます。
8.講評
互いのグループの発表に対してコメントする。
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