こういった疑問にMBA学生の筆者が答えます。
結論
ブルーオーシャンシフトとは「衰退市場ではも新規事業の立ち上げは可能」とする経営戦略です。詳細は本記事にて解説します。
本記事の内容
ブルーオーシャン・シフトとは
ブルーオーシャン・シフトとはブルーオーシャン戦略を提唱したW・チャン・キム/レネ・モボルニュの「衰退市場ではも新規事業の立ち上げは可能」とする経営戦略です。
ブル―オーシャン戦略についてはブルーオーシャン戦略|4つのアクション・マトリックス
ブルーオーシャン・シフトを行うには「1.顧客になりきり、顧客の苦痛を知る」、「2.非顧客層のどこを狙うか決める」、「3.人間らしいプロセスを作る」ことが必要となります。
ブル―オーシャン・シフトの方法
1.顧客になりきり、顧客の苦痛を知る

あるドラッグストアは売上が伸び悩んでいるのを見て、役員の一人にインフルエンザの患者役として、「患者役のスケジュール」のように、薬を手に入れるまでのプロセスをやらせた。
このスケジュールを終えた役員は「もうコリゴリ、自宅にいたほうが楽だ」と言いました。それに対してチームリーダーは「だから薬が買われないのでは?」という疑問から議論が始ました。
そこで医師でなくても上級看護師なら薬の処方ができ、コストは1/3に抑えられるというアイデアが提案された。
2.非顧客層のどこを狙うか決める

非顧客層には「断固たる非顧客層」と「未開拓の非顧客層」がいます。
もしドラッグストアで薬が処方できるようになれば、「断固たる非顧客層」が顧客層になる可能性がある。つまり、「断固たる非顧客層」にブルーオーシャンの機会があるということです。
ブルーオーシャン戦略は顧客第一主義ではなく、「非顧客第一主義」です。
3.人間らしいプロセスを作る
まず「進め方を細分化」します。例えば「ブルーオーシャンを目指すぞ!」と言われても従業員は戸惑うだけです。ドラッグストアの場合であればまず「上級看護師を各店舗毎に雇う」、「病院に行かなくても薬が出せることを広告でPRする」など、進め方を細分化する必要があります。
次に「実体験を重視する必要」があります。人は納得しないと本気で取り組みません。そこで「薬をもらおうと思って、逆に疲れた経験あるよな!」とったように、実体験をもとにこの戦略の妥当性や合理性を従業員に伝えなければなりません。
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