アメーバ経営とは|アメーバ経営の特徴3選

アメーバ経営とは 経営
「アメーバ経営って何? アメーバ経営ってどんな特徴があるの? 経営学ってなんだか難しそうだな…」

こういった疑問にMBA学生の筆者が答えます。

結論

アメーバ経営とは「部門別採算制度」を導入することで、社員全員が部署の利益を意識して経営に参画させる経営手法です。

本記事の内容

アメーバ経営とは

アメーバ経営とは京セラ名誉会長稲盛和夫が構築した経営手法で、「部門別採算制度」を導入することで経営者だけでなく、社員全員が部署の利益を意識して経営に参画する経営手法です。
稲盛和夫が創業した京セラやKDDIのみならず、JAL再建でもアメーバ経営は大きく貢献しました。
アメーバ経営には「1.部門別採算制度」、「2.時間当たりの採算」、「3.フィロソフィをベースとしたた意識改革」という特徴があります。

1.部門別採算制度

部門別採算制度が成り立つには3つのポイントがあるので、それぞれ解説します。

アメーバの収支が明確であること

独立採算制度をとるためには、売上とコストという指標がなければ成立しません。

ビジネスとして完結する単位であること

アメーバがビジネスとして完結できる単位でなければなりません。
例えばそのアメーバを子会社化して、一つの会社としてやっていける規模やシステムであることが求められます。

会社全体の方針を遂行できるように分割すること

例えば営業部門を、「受注」、「納期管理」、「代金回収」というアメーバに分けるとします。少し強引ではありますが、「アメーバの収支が明確であること」、「ビジネスとして完結する単位であること」は可能です。しかし、顧客が問い合わせたい内容毎に担当者が違っていたら手間であり「お客様第一主義」に反してしまう。

2.時間当たりの採算

製造部門と営業部門の時間当たりの採算

製造部門の採算制度

製造は顧客から売上から原価を引いて差引金額を出します。差引金額から営業口銭(手数料10%)を引くと利益となります。

営業部門の採算制度

営業は製造部門の差引金額の10%を営業口銭(手数料10%)として、営業部門の売上とします。
営業口銭から費用(交通費や名刺代等)を引くと利益となります。
なぜ、営業部門がそんなややこしい採算制度をしているかというと、コスト下げようとして製造部門の利益を下げようとした経緯があったからです。
つまり営業がお客さんから売上を上げる(これは営業部門の売上とは違う)→製造がその売上からコストを引いて利益を出す→その利益から営業口銭として営業の売上となり、コストを引いて利益を出します。

3.売上最小、経費最大

売上最大にし、利益を最小にすれば、結果としてその差である利益が最大になります。そのためにまず、お客様が必要とする製品やサービスを提供していく際、あらゆるムダを抑え、支出を削減することが、経営の基本となる。
売上が増えても、知恵を絞って努力をすれば、経費を増やさない、あるいは減らすことさえ可能という考えがあります。
この原則を全従業員が実践すれば、どのようにしたら売上が上がるのか、経費はどこでどのように発生しているのかを、現場の人たちが容易に理解できるようになります。

4.「フィロソフィ」をベースとした意識改革

アメーバ毎に採算制度を導入すると、どこかのアメーバは簡単に利益を出せて、どこかのアメーバは頑張っても報われないという結果になる可能性があります。そこで京セラには「京セラフィロソフィ」、JALには「フィロソフィ」と呼ばれる経営理念を徹底共有することで、「公平、公正」なアメーバ間取引を行うことができます。

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